2015-02

クランクアップタワーのワイヤー交換

18年前に建搭した24mタイプの愛知タワーだが、これまで一度もワイヤー交換をしていない。
さすがに、最下段の一番加重がかかるワイヤーの一部に素線切れが認められるようになってきた。
僕は毎月始めにウインチとガイドローラー、プーリーに給油を行い、ついでに点検を行っている。まあ、ちょっとやり過ぎの感もあるが安全を考えるとやりすぎと言うこともない。
それから、アンテナは自作CQを使っているが、実際の運用ではせいぜい15mもクランクアップすれば実用面で満足していることもあり、フルアップするのは年間を通しても数回あるかないか。
そんなこともあり、素線切れは最下段(2段目)のウインチ側5m程度の範囲だけで、それ以外は3段目から4段目(これらはダブルワイヤー)も含めて未だ素線切れが認められない。

愛知タワーの規定では10cmの間に10箇所の素線切れがあるときは交換となっている。
僕のタワーのは3~4箇所程度か。
愛知タワーの社長にワイヤーの写真を送って見てもらうと、この状態なら向こう10年は問題ないとのことだが、すでに18年を経過していることも考え、精神安定剤としてやはり交換することにした。(ただし最下段のワイヤーのみ)

以前、水害でプーリー部分まで水没した時、やはり精神安定剤の代わりに最下段のプーリーを一人で交換したことがあるので、作業自体は無理すれば一人でも可能と考えたが結局、友達1人に手助けを頼んで2人で行った。
とは言っても、一人で出来る範囲は一人でやっておきたいので、ワイヤーの取り外しは一人で行った。
新しいワーやーの張替えと巻き取り(この作業はやはり2人は必要)を助っ人に助けてもらう。

作業自体はいたって簡単だが、一番大切なことはタワーをクランクダウンしてワイヤーを緩ませた時、下降した2段目以降のユニットとマストやアンテナの重量に耐えられる対策を行うこと。 これがまずいと大変なことになりかねない。
僕の場合は愛知タワーの社長のアドバイスで、1辺10cmの角材を2本、2段目のユニット下に差し込んだ。(僕は安全のためさらに1本追加し、合計3本で確実な安全を期した。)

次に大切なことは、ワイヤーを巻き上げるとき、一人はウインチの上1mくらいのところからワイヤーを引っ張りながら巻き上げること。 そしてもう一人は昇降スイッチに指を置きながら、ワイヤーが巻き乱れないよう、もう片手にプラスチックハンマーを持って、ワイヤーに隙間が出来たらワイヤーを横にたたいて隙間をなくすこと。
それから、ドラムには十分なモリブデン入りのグリスを塗布しておく。

最後に、木材を取り除き、最下降させた時ドラムに開いたワイヤー留め穴が真下を向いているか確認する。
これが上を向いていると雨が穴からドラムに入ってしまう。
位置がずれていればリミットスイッチのねじを緩めて、この穴が真下の位置でとまるようスイッチの位置を調節する。
なお、愛知のリミットスイッチは最下段と最上段にそれぞれ2個ずつついている。 これは万一、リミットスイッチが故障しても、もう一個のスイッチでタワーが止まるようにするためだ。

作業としては40分も掛からなかった程度か。
書かなかったが、実際の作業ではロープを使うことで、タワーの中に手や腕をほとんど入れることなく作業を進めた。 これは、万一の事故があっても人体に危害が及ばない様にするため。
それにしても、愛知タワーのメンテナンスは驚くほど簡単に出来る工夫が多くされていることに驚く。
実際、その気になればプーリー交換からワイヤー交換まで一人でも安全に出来ることだ。(お勧めはしませんが)
ただし、作業は自己責任で。
この記事を参考に作業して万一事故があっても一切に責任は負いません(当たり前ですが)

角材をはさむ様子
1422771212840.jpg
巻き変えたワイヤー
1422771198861.jpg
ワイヤーを留めてある部分
1422771178684.jpg



スポンサーサイト

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Masa

Author:Masa
このグログはHP遙かなるテームズの流れの別館、日記として作成していますが、HP内容には関係なく、日々の生活で思ったこと、感じたこと、出来事などを気ままに綴って行きます。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
時事 (1)
アマチュア無線 (9)
日記 (3)
PC (0)
オーディオ (1)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR